ブルーレイとDVDはどちらもデジタルデータを記録できるディスクです。ブルーレイとDVDは主に画質の違いが比較されますが、他にも異なる点が色々とあります。そこで今回は、ブルーレイとDVDの違いやブルーレイからDVDに変換する方法などをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ブルーレイとDVDの違いとは?

DVDは1996年頃から販売が始まり、その上位互換として2002年からブルーレイが登場しました。どちらも現代における主流の記録媒体です。

ブルーレイとDVDの違いと言えば画質が注目されがちですが、実は様々な部分で異なる特徴があります。その違いは以下のとおりです。

ディスクの見た目の違い

ブルーレイとDVDの外形直径は12cmで、形状にも違いはありません。よく比較すると、ディスクの色味がわずかに違います。

また、盤面の縁や中央に媒体名が書かれているので、そこからどちらのディスクか確認することも可能です。また、パッケージにも種類が記載されているので、購入時に間違えることはまずないでしょう。

容量の違い

記録できる容量はディスクの規格によって異なりますが、ブルーレイはDVDと比べて5倍以上の容量を有しています。例えば、片面1層構造のDVDの容量は4.7GBですが、同規格のブルーレイは25GBです。

片面2層構造になるとDVDの容量は8.5GBとなり、約2倍の容量にアップします。しかし、同規格のブルーレイは50GBとさらに容量がアップしているため、より多くのデータをディスクに書き込むことが可能です。ブルーレイの場合、他にも100GBの3層や128GBの4層構造のディスクもあります。

DVDは、波長の長い赤い光線を使って、ディスクに情報を記録しています。一方、ブルーレイは波長の短い青色の光線を使用しているため、DVDよりも多くの情報の記録が可能なのです。

画質や音質の違い

一般的にブルーレイの方が画質や音質が良いとされています。その理由は、DVDよりも容量の大きな映像データを記録できるからです。

画質や音質が高品質なデータほど、容量は大きくなってしまいます。DVDはブルーレイと比べて容量が小さいため、画質や音質を落としてデータの容量を圧縮する必要があるのです。画素数で比べるとDVDは35万画素ですが、ブルーレイなら207万画素となっています。

ディスクの耐久性の違い

ブルーレイとDVDの場合、ビデオテープやアナログレコードのように再生回数が増えたからといって、データの品質が下がる心配はありません。適切に管理していれば10~100年は持つとされています。しかし、耐久性を比較すると現状はDVDの方が勝っています。

DVDはデータを読み取るスポットが大きいため、多少傷がついていても再生時にエラーが起きる可能性は低いです。ブルーレイはバーコード処理により傷に強い仕様になっています。しかし、DVDよりもスポットが小さく、わずかな傷でも再生時にエラーが起きてしまうことがあります。

どちらも紫外線や高温多湿を避けて管理する必要がありますが、特に耐久性が劣るブルーレイは適切な保管が求められます。

価格の違い

ディスクの価格を比較すると、DVDの方がお手頃です。ただし、記録できる容量で考えると、DVDが必ずしもお得とは限りません。

複数の映像を書き込みたい場合、DVD1枚では収まらない可能性があります。その場合は、ディスクも複数枚購入しなければなりません。

一方、ブルーレイは容量が大きいので、DVDは分割して書き込んだデータを1枚に収められる可能性があります。1枚に記録できる容量が多い分、ディスクの節約ができるので、場合によってはDVDよりもリーズナブルと考えられるでしょう。

再生できる機種の違い

ディスクを再生できる機種の多さを比較すると、DVDが有利です。ブルーレイの場合、専門のプレーヤー・レコーダーやドライブを使わないと再生できません。

一方、DVDはブルーレイよりも前に登場した媒体ということもあり、多くの機種に対応しています。ブルーレイ対応の機種でもDVDが再生できるケースがほとんどです。また、ディスクの価格同様にDVDプレーヤーやレコーダー、ドライブの方が安い傾向にあります。

ブルーレイとDVDはそれぞれどんな人に向いている?

ブルーレイとDVDでは細かな違いがあるため、好みや用途に合わせて使い分けることが望ましいです。各ディスクはどんな人に向いているのかご紹介します。

ブルーレイの利用が適している人

ブルーレイは、とにかく画質や音質にこだわって映像を楽しみたい人におすすめです。特に映画やライブ・コンサートなど臨場感あふれる映像の保存に適しています。

また、大容量のデータをバックアップしたい時にも最適です。容量が大きいデータはPCやスマートフォン、タブレットのストレージを圧迫してしまいます。

クラウド上に保存する手段もありますが、それにも保存できる容量に限界があるので、容量を圧縮しなければならないこともあるでしょう。しかし、ブルーレイは記録容量が大きいので、HD画質の映像も圧縮せずにデータ移行できることが強みです。

ブルーレイの場合、対応機種でしか再生できないことがデメリットです。そのため、すでに対応機種を持っている人も適していると言えます。

DVDに利用が適している人

DVDは画質や音質をそこまで重視せず、お手頃に映像を楽しみたい人に適しています。DVDの場合、多くの機種で再生することが可能です。新たに対応機種を買う必要がないので、映像を見ることができれば問題ないという人に向いています。

ディスクの価格も安いため、数十枚セットの商品もリーズナブルな価格で手に入ることもメリットです。ただし、1枚に記録できる容量が少ないため、保管するディスクの枚数が増えてしまうデメリットがあります。保管するスペースに余裕がある、枚数が多くても気にならない人もDVD向きと言えるでしょう。

ブルーレイの映像をDVDに変換する方法

ブルーレイ規格の映像をDVDにそのまま書き込むことはできません。しかし、DVDの規格に変換してDVDに書き込むことで、他の機器から再生できるようになります。ブルーレイの映像をDVDに変換したいのであれば、「DVDFab ブルーレイ DVD 変換」の利用がおすすめです。

DVDFab ブルーレイ DVD 変換ができること

DVDFab ブルーレイ DVD 変換は、ブルーレイディスクやisoイメージファイル・フォルダから映像コンテンツを読み取り、DVDとして再生できるように変換するソフトウェアです。ブルーレイの映像にはコピーガードがついていますが、それを解除してスムーズにDVDへ変換することが可能です。

DVDFab ブルーレイ DVD 変換では、いくつものブルーレイのタイトルを1つのDVD規格に結合し、元のチャプター順で維持できるようになっています。また、チャプターの順番を自由に変更することや、出力したいチャプターを選択して変換することも可能です。さらに音声トラックや字幕も自由に選択し、DVDに変換できる機能もあります。

変換したDVDはDVDプレーヤーでも再生できる

DVDFab ブルーレイ DVD 変換を活用してブルーレイをDVDディスクに変換することができ、変換後のDVDはDVDプレーヤーでも再生できます。

DVDFab Blu-rayコピーを利用してBlu-rayをコピーして、出力先をBD5もしくはBD9にしたらDVDに変換できますが、変換後のDVDはブルーレイプレーヤーでしか再生できません。

高画質・音質で出力可能

DVDFab ブルーレイ DVD 変換は最新技術を搭載しているので、ブルーレイからDVDの変換をスピーディーに行えます。さらに、画質や音質もオリジナル品質に近い状態を維持して出力することが可能です。

DVD規格となると、容量の関係でブルーレイよりも画質や音質は下がってしまいます。しかし、可能な限り高品質な状態を維持できるので、DVDでも満足のいく視聴体験ができます。

Blu-rayをDVDに変換する手順

まず、DVDFabをダウンロードして起動します。

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次はトップメニューバーから「コピー」タグをクリック。そして左上のコピーモードを開いて「ブルーレイ DVD変換」を選択します。

ドライブにBlu-rayをセットしたらDVDFabが自動的に検測して読み込みます。ISOやBlu-rayビデオなら直接ドラッグアンドドロップします。

チャプター選択や、オーディオ・字幕の指定は可能。

「詳細設定」ではディスクのラベルや出力DVDサイズ、NTSC/PAL、アスペクト比、そして再生モードを設定できます。

「メニュー設定」では、背景画像や、テキスト、フォント変更などができます。色々なテンプレートが用意されており、メニューを設定/設定しないことができます。

ISOもしくはDVDフォルダーアイコンをクリックすれば、Blu-rayをDVDビデオ・ISOに変換します。

DVDディスクに変換する場合は、ブランクディスクを入れて、開始ボタンを押します。空のディスクがチェックされなければ、「ドライブのブランクディスクを確認中」というダイアログが表示されます。

DVDをブルーレイに変換する方法

ブルーレイをDVDに変換できると同様、DVDをブルーレイに変換することもできます。ただし、その時利用できるのは「DVDFab DVDブルーレイ変換」になります。出来上がったブルーレイはブルーレイプレーヤーで再生できます。

今回は、ブルーレイとDVDの違いを比較してみました。主に記録容量に大きな違いがあるため、書き込みたい映像の種類や用途に合わせてディスクを使い分けることをおすすめします。

最近はブルーレイの人気が高まっていますが、幅広い機器で再生可能なDVDの需要も絶えません。そのため、ブルーレイの映像をDVD形式にするのも1つの手段です。高画質・高音質のままDVD形式に変換したい時は、「DVDFab ブルーレイ DVD 変換」を活用してみると良いでしょう。