Windows10対応・CPRMディスクを再生できるフリーソフトを紹介!
要約: テレビ番組などをDVDに録画して、パソコンで視聴しようと思ったら再生できなかった、このような経験はありませんか?それはお手持ちのパソコンがCPRMに対応していないからでしょう。この場合、CPRMを解除すればパソコンでもDVD視聴が可能になります
テレビ番組などをDVDに録画して、パソコンで視聴しようと思ったら再生できなかった、このような経験はありませんか?それはお手持ちのパソコンがCPRMに対応していないからでしょう。この場合、CPRMを解除すればパソコンでもDVD視聴が可能になります。
そもそもCPRMとは?
CPRMとは「Content Protection for Recordable Media」の頭文字をとったものです。著作権保護技術の一種で、1回のみ録画を可能にしているシステムです。具体的にはまず番組録画してCPRM対応DVDにダビングします。ここまでは問題ありません。しかしこのCPRM対応DVDをさらにコピーしようとするとDVD内のVRO拡張子がCPRMによって保護されます。一般的なメディアプレイヤーでは再生できなくなります。こうすることで、著作権を保護していきます。
もしお手持ちのパソコンのDVDソフトがCPRMに対応していない場合、コピー制御信号によって再生できなくなります。この場合「再生ソフトに対応しないディスク」といったエラーメッセージが表示され、再生できないはずです。
CPRMディスクをパソコンで視聴する方法
CPRMディスクに対応していないDVDソフトの場合、そのままでは再生できません。しかしやり方を変えることで、再生可能な状態に持っていけます。主なアプローチとして2種類の方法が考えられます。
CPRM対応したドライブを導入する
まずはCPRMに対応している再生機器や再生ソフトを導入する方法があります。CPRMに対応した外付けのDVDドライブを準備して、こちらから再生する方法が考えられます。この場合、CPRM対応のドラ部を購入しなければなりません。無料で再生するのはまず難しいでしょう。
CPRMを解除する
DVDにCPRMという保護技術がかかっているのであれば、こちらを解除して再生するのも一つの方法です。その上で汎用性の高い拡張子などに変更します。この場合パソコンだけでなく、スマホやタブレット端末などほかのデバイスを使って視聴することも可能です。
CPRM解除可能なWindows10対応フリーソフトおすすめを紹介
CPRMによって保護されているDVDディスクを再生するためには、まずCPRMのガードを解除する必要があります。そのような解除できるソフトもいろいろと出ています。その中でもWindows10に対応しているフリーソフトについて、いくつかピックアップしてみました。
CPRM Decrypter
ダンロードサイト:https://ux.getuploader.com/2513/
CPRM DecrypterはCPRMを解除するためのフリーソフトです。ソフトの中でもそれほど重さがないので、パソコンにかかる負荷も少なく、動作が急に重たくなるような心配もありません。まずはソフトをダウンr-どしましょう。https://ux.getuploader.com/2513/というところにアクセスします。こちらにいろいろなフリーソフトが紹介されているので、その中でもCPRMDecrypter.exeをクリックします。すると以下のような画面が出てくるはずです。
下部に「ダウンロード」ボタンがありますのでこちらをクリックします。そうすれば自動的にCPRM Decrypterがダウンロードされ、以下のような画面が立ち上がります。
この画面が立ち上がったら、対象のCPRMのDVDディスクをドライブに挿入してください。ドライブと出力先フォルダを設定します。さらにその下部には「c2dec設定」という項目があるでしょう。デフォルトでは左半分、c2decの利用を可能にする・映像制御情報[R値]を除去する・音声制御情報[C値]を除去する・画面比[W値]を16:9にする4つにチェックが入っているでしょう。この中でも「音声制御情報[C値]を除去する」のチェックをはずし、隣にある「音声制御情報[C値]を除去しない」の方にチェックを入れるといいでしょう。
全ての設定が完了したところで、さらに下部にある「CPRM」と書かれていてディスクとドライブマークの書かれている項目があるでしょう。こちらをクリックします。作業が完了すると、以下のようなコマンドプロンプト画面が出てきます。以下のキャプチャはディスクを入れなかった時のエラーメッセージです。
コマンドプロンプトで終了のメッセージが現れたら、なんでもいいのでキーを押してください。すると画面は閉じるはずです。
出力されたファイルの拡張子はVROのはずです。汎用性の高い動画ファイルのmpgなどに拡張子を変更しましょう。そうすれば、お手持ちのパソコンで対象のDVDは再生できるようになります。
PowerDVD 20 Ultra
PowerDVD 20 UltraはWindows用の再生ソフトになります。本来は有料ですが、無料体験版もあり文字通り無料でインストールが可能です。録画ディスクやUltra HD Blu-ray、DVDなどいろいろなメディアファイルにサポートされています。こちらは厳密にいうと、CPRMを解除するツールではありません。しかしCPRM保護技術がついているコンテンツの再生が可能なソフトです。インターネットを認証したうえでCPRMを再生させる形です。高画質で高音質の再生が可能ということで、注目を集めています。
公式ホームページは上のように表示されますので、「無料体験版」というボタンをクリックします。すると以下のようなインストーラーが画面に表示されるはずです。
インストールが完了すると以下のような画面が立ち上がります。下部の「PowerDVDの起動」ボタンをクリックしたらソフトが立ち上がります。
言語は日本語のままで良いですし、まずインストールする場所を指定して「次へ」をクリックします。使用許諾証明書に同意すると、あとは自動的にソフトがインストールされます。
インストールが完了するとトップ画面として以上のような画面が立ち上がるはずです。あとはWindowsのMediaPlayerで再生するのと同じような感覚で使用できます。光学ドライブにディスクをセットして画面の「再生」ボタンをクリックすれば後は映像を視聴するだけです。
DVDFab Passkey for DVD
サイト:https://www.dvdfab.cn/passkey-for-dvd.htm
DVDFab Passkey for DVDはDVDのコピーガード解除ソフトの中でもしばしば「最強」と言われるようなアイテムです。地デジの録画したDVDのほかにも市販やレンタルDVDをISO拡張子のファイルにリッピングできます。リッピングされたファイルをそのまま再生してもいいですし、空のDVDディスクに焼き付けることも可能です。
上のDVDFab Passkey for DVDのサイトにアクセスして、「無料ダウンロード」というところをクリックしましょう。こちらのソフトは有料ですが、無料体験版があるのでこちらからインストールしてみてください。インストールが完了すると以下のような画面が立ち上がるはずです。この下部の「今すぐ起動」という部分をクリックしてください。
続いて対象のDVDをドライブに挿入します。すると以下のような画面が立ち上がり、自動的にCPRMの解除が行われます。
もしCPRMが問題なく解除できれば、以下のように「情報」画面のブロックのところが緑色になります。その下にアルファベットの羅列が出てきますが、これはDVDメディアの情報や解除されたコピーガードに関する情報です。
次にリッピングを実施します。DVDFab Passkeyのアイコンを右クリックして「ハードディスクにリッピング」もしくは「イメージファイルにリッピング」のいずれかを選択しましょう。ハードディスクにリッピングする場合、ファイルの保存先を選択して「リッピング」ボタンをクリックしたら指定の場所に保存されます。
DVDFab DVD コピー
サイト:https://www.dvdfab.cn/dvd-copy.htm
DVDFab DVD コピーもコピーブロック機能を解除できるおすすめのソフトです。CPRMのDVDをISOファイルに変更したり、空のディスクに焼いたりすることも可能です。こちらのソフトは30日間の無料体験版がありますので、こちらをまずは利用しましょう。
無料ダウンロードボタンをクリックすると、インストーラーが自動的に起動します。ソフトがインストールするまでしばらく待ちましょう。そしてソフトを起動させると、以下のようなトップ画面が立ち上がるはずです。
この中で左上にある「コピー」をクリックします。すると下部にいくつかメニューが表示されます。この中でも「クローン/ライティングモード」を選択してください。次に対象のDVDを光学ドライブに挿入します。するとディスクの情報を自動的にソフトが読み込みます。読み込みが完了すると、DVDに関するデータが表示されます。下部に出力ファイルの保存先を選択しましょう。全ての設定の終わったところで、右下の「開始」ボタンをクリックしましょう。
すると処理が進みます。この時画面上で何パーセント処理が完了したか進捗状況が表示されるので、あとどのくらいで完了するかがわかります。もしコピープロセスが完了して、別のディスクに焼き付けたければ、空のDVDを光学ドライブに挿入してください。
まとめ
パソコンでDVD再生しようと思ったらエラーメッセージが出て動かなくなったら、CPRMが阻害している可能性が高いです。この場合上で紹介したソフトを使ってCPRMを解除すれば、再生してディスクが見られるでしょう。いずれも無料で利用できるソフトなので、まずはインストールしてみるのはいかがですか?無料体験版で気に入ったものがあれば、購入を検討してみるといいでしょう。