動画を高画質化したいなら、Enlarger AIがおすすめ。Enlarger AIには強力なハードデバイスが搭載されており、300%まで拡大しながら映像に生じているボヤけを修復可能です。AIにより動画を高画質化できるツールには、ソフトやWebサイト、スマホアプリなどがあります。今回は、動画を高画質化する方法をキャプチャ付きでまとめました。
AIによる動画の高画質化とは?
近年、AIのデータ学習とパターン認識を活かし低解像度の動画を高画質化できるソフトやアプリが続々とリリースされています。AIによる画像の高画質化は、欠けている画素間データを作り出し、隣接する画素の値を用いて補間処理するという仕組みで、大量のデータを学習したAIがその結果を元に動画のぼやけた部分を予測して補足することで成り立ちます。
AI技術を使えば、低解像度の素材を高解像度に変換する「スーパーレゾリューション」やノイズ除去、動画の場合はフレームとフレームの欠落を補完する「フレーム補間」により、480pといった低解像度の動画を1080pや4Kまでアップスケール可能です。
高画質化の精度は、搭載されているAIモデルやデータセットの質に依存するため、動画を高画質化するツールを選ぶ際は、どれくらいの精度が保たれているのかよく確認するようにしましょう。
【1番おすすめ】Enlarger AIで動画を高画質化する方法
480pから1080pに高画質化!Enlarger AIとは
Enlarger AIはAIアルゴリズムに基づき画像を拡大しながら動画の品質を向上させるソフトです。Enlarger AIは
- DVDFab DVD リッピング
- DVDFab Blu-ray リッピング
- DVDFab DVD ブルーレイ変換
- DVDFab 動画変換
などに追加されているモジュール(機能)なので、スタンドアロン型のソフトではありません。
Enlarger AIには最新の動画高画質化技術が搭載されています。低解像度の素材をリサイズして高解像度化することで、低解像度で収録された映像を高解像度の映像に生まれ変わらせることが可能です。DVDをコピーしたりリッピングしたり、動画を変換する過程で画質を480pから1080pまで引き上げられます。
※Amazonのパッケージ版だとコピーガード解除機能がないので、コピーガードを削除してDVDやブルーレイをリッピング+高画質化したい方は、ダウンロード版を使いましょう。
今のところEnlarger AIはwindowsのみに対応、ですが、DVD/BDを無料でコピー/リッピングするだけならMacOSでもできます。製品版は30日の無料体験は可能、是非試してください。
Enlarger AIでDVDを高画質化する方法
- DVDFab12を開いて「ランチパッド」から「DVDを1080p動画にアップスケール」をクリックする
- 高画質化したいDVDをドライブに挿入し「出力」で「Enlarger AI」を選択する
- 必要であれば詳細設定より出力をカスタマイズし「開始」をクリックする
DVDFab12を開いて「ランチパッド」から「DVDを1080p動画にアップスケール」をクリックする
高画質化したいDVDをドライブに挿入し「出力」で「Enlarger AI」を選択する
必要であれば詳細設定より出力をカスタマイズし「開始」をクリックする
*アップスケーリング中はGPUやCPUを利用する他のソフト(PhotoShopやYouTubeなど)を利用しないでください。
Enlarger AIで動画を高画質化する方法
- DVDFab12を開いて「ランチパッド」から「低解像度ビデオをアップスケールする」をクリックする
- 高画質化したい動画を読み込む
- 出力の解像度を設定する(AIプレビュー)をクリックするとプレビューが見られる
- 「開始」をクリックして高画質化を始める
DVDFab12を開いて「ランチパッド」から「低解像度ビデオをアップスケールする」をクリックする
高画質化したい動画を読み込む
出力の解像度を設定する(AIプレビュー)をクリックするとプレビューが見られる
「開始」をクリックして高画質化を始める
Enlarger AIを使ってみた正直な感想
Enlarger AIは他社のAI高画質化ツールと比較しても、非常に処理スピードが高速でした。通常、高画質化処理を行う場合、変換や拡大には莫大な時間がかかります。一方Enlarger AIは強力なハードデバイスを搭載しているため、変換のスピードが全然違いました。DVDをリッピングすると画質が落ちるというのがお約束ですが、Enlarger AIを使えば品質が劣化することなくリッピングができます。ソフトとしては複雑な処理をしているはずなのに、UI/UXは非常にシンプルで、初めてでも迷うことなく操作ができました。
動画を高画質化できるフリーソフト・サイト2選
フリーソフトには無料で高画質化できるというメリットがありますが、セキュリティ面では不安が残ります。使用する際は、セキュリティソフトを導入した状態で使用しましょう。
デコードのスレッド次第で4Kにも対応「VLC Media Player」
VLC Media Playerはメディアプレーヤーソフトとして知られていますが、実はツールの中にある「ビデオエフェクト」という機能で画質を高画質にアップスケールすることができます。動画を読み込んで、明るさやコントラストを調整しましょう。「ビデオの後処理フィルタ」にチェックを入れるとかなり解像度が低い動画の高画質化に役立ちますが、ある程度の品質がある動画でこの機能を使ってしまうと逆に品質が悪くなることがあるので注意してください。
<VLC Media Playerで動画を高画質化する方法>
- 高画質化したい動画を読み込む
- ツール>エフェクトとフィルター
- ビデオエフェクトを開いて詳細設定をする
複数の動画を同時に処理できる「Neural Love」
Neural Loveはオンライン上で動作するWebサイト。ソフトをインストールしなくてもよいというメリットがある一方で、DVDの高画質化はできません。複数の動画を同時に処理できるにもかかわらずサイトの動作は軽いです。すでに2000万枚以上の画像が学習されているため、精度も比較的高いです。プランは、無料プラン・サブスクリプションプラン($30)・使い放題プラン($57)の3つですが、動画の高画質化をするには有料プランへの加入が必要です。(画像の場合は、無料プランでも1日5つまで試せます)
<Neural Loveで動画を高画質化する方法>
- Upload video or imagesより動画をアップロードする
- 解像度やフレームレートなどを設定して「Render preview for 6 credits」をクリックする
- アカウントでログインして高画質化する
動画を高画質かできるアプリ2選
【iPhone】インスタストーリーの画質を良くする「Remini」
Reminiのビデオエンハンス機能を使えば、解像度の低い画質や動画をAIで高画質化できます。AIが機械学習によりぼやけた部分を自動補正してくれるため、完成度が非常に高いです。注意点としては、動画の高画質化は有料会員にならないとできません。また、長い動画の高画質化を行おうとすると、アプリがかなり重くなる点にも注意。画像の高画質化は、無料会員でも1日3回まで行えます。
<Reminiで動画を高画質化する方法>
- 「ビデオ」を選択した動画をアップロードする
- 「高画質化」をクリックする
【Android】高画質化+白黒のカラー化ができる「EnhanceFox」
Androidユーザーの方には、EnhanceFoxがおすすめです。本アプリを使えば、写真や動画の品質をワンクリックで高めることができます。アップロードする動画はAI機械学習のために活用されますので、アップロードする際は注意しましょう。アプリ自体はシンプルで使いやすいですが、無料版の場合は少し広告が多い点がデメリットです。また、細かい点ですが、履歴の一括削除ができないため、動画を一つひとつ削除しなければいけません。
<EnhanceFoxで動画を高画質化する方法>
- 「高画質化」の部分の「+」アイコンをタップする
- 「アルバムから選ぶ」をクリックして「開始」をクリックする
まとめ
今回は動画を高画質化できるソフトやアプリについて解説しました。近年高画質に対応しているデバイスが増えているものの、高画質データは重いもの。撮影時は画質を抑えて、必要なときに高画質化するという方法は、画質と容量のベストバランスを追求した方法といえるでしょう。Enlarger AIは数少ないDVDの品質も上げられるるソフトの一つ。ぜひ本記事を参考に、懐かしの動画や画質がイマイチな動画をきれいに甦らせてみてくださいね。