MakeMKVとは?危険性と評判を解説

MakeMKVはDVDやブルーレイをリッピングしてMKVに変換できるソフトです。AACSとBD +といったコピーガードに対応しており、コピーガードを解除してリッピングを行うこともできます。

MKVは動画を高画質で格納するために開発されたフォーマットで、MP4とまではいきませんが、比較的多くのプレーヤーソフトやアプリなどと互換性があります。

基本的にMakeMKVは危険なソフトではありません。ウイルスやマルウェアの心配はありませんが、安全性を確保したいのであれば公式サイトからダウンロードするようにしましょう。ミラーサイトやクラック版を使用すると危険性が高まる可能性があります。

MakeMKVの評判

インターネットを見ると、MakeMKVを評価するユーザーは多いようです。海外の掲示板でもMakeMKVは購入の価値がある、開発者をサポートする意味でも購入すべき、という声が見られました。

筆者も実際に使いましたが、無料で使えるフリーソフトとしてみると非常に高機能だと感じました。そもそもコピーガード解除機能が搭載されているフリーソフトは限られていますし、無料でライセンスキーを入手して試用期間を延長できるのは、ユーザーにとってはかなりメリットがあると思います。

ちなみにMakeMKVのbeta版がリリースされたのは2010年。「そろそろbeta版を終わりにしたら?」なんて声も出ているようです。

MakeMKV公認コード(MakeMKV Beta Key)の入手方法

MakeMKVでは有料版の機能を試せる試用版を30日間提供していますが、公認コード(beta key)を入手することで試用期間を延長することができます。

MakeMKVの公認コードはだいたい40日に1回ほど更新されますが、ときどき更新されないことも。ただ、2024年8月現在MakeMKVはサポートが続いていますので、最新情報を待つしかありません。

MakeMKVの公認コードは下記のサイトで入手できます。

https://cable.ayra.ch/makemkv/

公認コードをコピーしたらMakeMKVを開きます。

ヘルプ>公認を開くとコードを貼り付ける画面が出てきますので、そちらにコピペしましょう。

コピーした公認コードを貼り付けたら「OK」をクリックしましょう。ライセンスの期限は「License expiration」で確認できます。

最後にポップアップが表示されれば完了です。

MakeMKVの公認コードはだいたい40日に1回ほど更新されますが、ときどき更新されないこともあります。ただ、2024年8月現在MakeMKVはサポートが続いていますので、最新情報を待つしかありません。

MakeMKVの使い方

MakeMKVはWindowsでもMacでも動作します。ソフトのインターフェースは非常にシンプルですので、ここで一緒に使い方をみていきましょう。

MakeMKVの設定方法

設定は、メニューバーの「表示」の中に入っています。

設定では出力フォルダや読み込み再試行回数、インターフェース言語、コピーガードの解除方法などを設定できます。

MakeMKVでDVD/ブルーレイをリッピングする方法

1.DVDやブルーレイをドライブにセットしたらMakeMKVを起動します。

2.自動的にスキャンが始まり、DVD/ブルーレイの情報が表示されます。リッピングしたいタイトルにチェックを入れて出力フォルダを設定したら「Make MKV」をクリックしましょう。

あとは処理が終わるまで待ちましょう。リッピング後の画面から出力フォルダにアクセスすることもできます。

MakeMKVでブルーレイをバックアップする方法

MakeMKVにはブルーレイのコピー機能が搭載されています。AACSとBD +に対応しており、ブルーレイのデータをHDD上に保存できます。

1.MakeMKV Betaを起動し、ブルーレイディスクをドライブに挿入します。そのまま「ファイル」の下にある「バックアップ」のアイコンをクリックしてください。

2.「ビデオファイルを復合」にチェックを入れます。出力先のフォルダを選択したら「OK」をクリックしてください。

MakeMKVが使用できない場合の代替ソフト

MakeMKVはDVDやブルーレイのリッピングが無料で行える優れたソフトですが、下記のようなデメリットがあります。

  • 出力形式はMKVのみ
  • ソフトの動作が安定せず、エラーが起こることがある
  • コピーガードはブルーレイのAACSとBD +にしか対応しておらず、DVDのコピーガードには未対応
  • 字幕やオーディオをロスレスでリッピングできないことがある

そこでおすすめなのが、DVDディスクをリッピングする際、DVDFab DVD リッピングという代替ソフトを使うことをおすすめします。

市販やレンタルのDVDのリッピングなら、DVDFab DVD リッピング

DVDFab DVD リッピングは、市販やレンタルのDVDを高品質でリッピングするための強力なソフトです。このソフトは、多彩な機能と使いやすいインターフェースで、初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応しています。

DVDFab DVD リッピング
  • DVDに施されている最新のコピーガードにも対応
  • MKV、MP4、MP3など1000+の動画や音声ファイル形式を出力
  • ビデオとオーディオの品質、ビットレートなど詳細設定オプション
  • トリミング、透かしの追加、回転などの多彩な動画編集機能
  • ハードウェアアクセラレーションにより高速でリッピング

MakeMKVは、MKVにしかリッピングできないため、再生ソフトやアプリがMKVをサポートしていないと、せっかくリッピングをしても再生することができません。一方、DVDFab DVD リッピングはMP4にも対応しているため、パソコンやスマホ、ゲーム機などさまざまなデバイスで特別な再生機器をインストールすることなく再生ができます。MP4はMKVと変わらないくらい高品質なのにファイルサイズはより軽いため、ストレージを圧迫してくない方にもおすすめです。

  DVDFab DVD リッピング MakeMKV
出力形式 MP4、MKV、AVI、FLV、WMVなど1000以上 MKV
対応コピーガード CSS、リージョンコード、RCE、UOPs、APS、RC、DADC、Disney's Fakeなど AACSとBD +
対応OS Windows/Mac Windows/Mac
無料でDVDをリッピング
無料でブルーレイをリッピング 同社のDVDFab Blu-ray リッピングを使えば可能 試用期間を利用するか公認コードを利用すれば可能
オリジナル品質でのリッピング
2時間ディスクのリッピング時間目安 15分 1時間以上
動画編集機能 ×
ハードウェアアクセラレーション技術 ×

対応形式が多くコピーガード解除力が最強であるだけでなく、DVDFab DVD リッピングは処理速度が超高速です。2時間ほどのディスクをリッピングするのに1時間ほど掛かってしまうことはよくあることですが、DVDFab DVD リッピングにはGPUハードウェアアクセラレーション技術が搭載されているため、2時間ほどのディスクを15分ほどでリッピングできます。

また、MakeMKVは、画質や音質などをオリジナル品質のままリッピングできるとされていますが、中には相性が悪いディスクがあり、リッピングに伴い品質の劣化が起きることがあります。

一方、DVDFab DVD リッピングは、ロスレスでのリッピングに対応しており、オーディオも5.1chのAC3 / DTSオーディオを取得できますので、高品質のままDVDをHDDに保存することができます。

DVDFab DVD リッピングを使用して、DVDをMP4にリッピングする方法

Step1
DVDFabを起動して、上側のメニューから「リッピング」機能を選択して、DVDをドライブに挿入します。ISO ファイルまたはフォルダを使用する場合は、「+」をクリックして、ソースを追加してください。

Step2
DVDの読み込みが終わったなら、「準備完了」の下にある▼をクリックして、「他のプロファイルを選択」を選択します。

表示された画面で「フォーマット」>「ビデオ」>「一般」からMP4を選択します。

Step3
必要に応じて、画質、オーディオ、字幕を選択します。

「詳細設定」で出力ビデオ、オーディオ、字幕の詳細設定を行うことができます。

「動画編集」で動画のクロップ、回転、エフェクト、ウォーターマーク、字幕、オーディオ、再生速度を編集できます。

「トリム」で動画の不要な部分を切り取ることができます。

Step4
画面下部へフォルダのアイコンをクリックして、出力先を指定して、「開始」をクリックします。

永久無料のDVD・ブルーレイリッピングソフト - DVDFab HD Decrypter

DVDFab HD Decrypterは、DVDFabの無料版であり、DVDおよびブルーレイのコピーとリッピング機能を提供しています。DVDFabの無料体験期間が終了すると、自動的にHD Decrypterモードに切り替わります。

HD Decrypterでリッピングする際には、MKVとMP4の2つの出力ファイル形式を選択できます。出力ビデオ、オーディオ、および字幕の詳細設定が可能で、動画のトリミング、クロップ、透かしや外部字幕の追加、回転、音量調整、再生速度の調整、明るさとコントラストの調整などの動画編集も行えます。ただし、DVDFab HD Decrypterは最新のコピーガードに対応しておらず、出力ビデオの解像度は480pに制限されています。

  無料ダウンロード Windows 11/10/8.1/8/7
  100%安全(ウィルスチェック済)
  無料ダウンロード macOS 10.10 - 14.x
  100%安全(ウィルスチェック済)

DVDおよびブルーレイを制限なしでリッピングするには、DVDFab DVD リッピング&DVDFab Blu-ray リッピングをご利用ください。

MakeMKVに関するよくある質問

MakeMKV無料版の制限は?

MakeMKVは有料ソフトで、無料版はその有料ソフトを無料で試しているという位置付けになります。無料使用ができるのは30日間で、それ以降も無料で使い続けるには公認コードを入手したり、永久ライセンスを購入したりする必要があります。

MakeMKVの最短タイトルの長さは?

最短タイトルは「ビデオ」の「設定」より1秒〜設定できます。プルダウンでタイトルの長さを1秒単位で変更できますので、最適なものを選びましょう。

MakeMKVの公認コードが更新されません。

MakeMKVの公認コードは更新されないことがよくあります。こればかりは更新されるのを待つしかありません。もしくは製品版を購入することでもライセンスを入手することができます。

まとめ

今回はMakeMKVの基本情報や使い方について解説しました。MakeMKVはデフォルトで日本語に対応しており、Beta版であればブルーレイやUHD、AVCHDディスクなどさまざまなデータに対応できます。一方、MakeMKVは最新のコピーガードに対応していないため、ディスクの種類によってはMKVへのリッピングが行えません。最新のコピーガードに対応したソフトを選びたい、MKV以外のフォーマットに変換したい、そんな方はDVDFab DVD リッピングをお使いください!