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Power2Goとは
Power2Goで何ができる?
結婚式や卒業式などのイベントを収めた動画をDVDに書き込む時、DVD プレーヤーで再生するためには、オーサリングと呼ばれる変換作業が必要です。
Power2Goは、オーサリング機能を搭載したライティングソフトなので、特別な処理をすることなく、動画をDVDに書き込み、テレビと接続しているDVD プレーヤーで再生できるタイプのディスクを作成できます。
他にもフォーマットを変換する機能や、ストリーミング動画をダウンロードする機能など、様々な機能が搭載されています。
<Power2Goの機能>
- ディスク作成機能
- 動画編集機能
- オーディオ編集機能
- ビデオオーサリング機能
- DVDメニュー作成機能
- H.265 エンコード & デコード機能
- YouTube動画のダウンロード機能
一方、デメリットとしては、Power2Goにコピーガード解除機能は搭載されていません。そのため、コピー処理ができるのは自作DVDのみですので注意してください。コピーガードが掛けられているDVDを処理したい方は、本記事で紹介する代替ソフトDVDFabを使いましょう。
Power2Go無料版と有料版の違い
Power2Goの無料版は、有料版の機能を30時間すべて試せる無料試用版です。30日を過ぎると、自動的に機能が限定され、ディスクへのライティング機能のみが利用できるようになります。
有料版の価格は、パッケージ版とダウンロード版ともに7020円で、キャンペーンが行われている場合は、さらに安く購入できることもあります。支払方法は、PayPalかクレジットカード(VISA/アメリカンエキスプレス/マスターカード)です。
ちなみに有料版を購入時、699円の拡張ダウンロードサービスを追加すると、1年間はソフトを再インストールすることが可能となります。
Power2Goの安全性
Power2Goは基本的に安全に使用できるソフトですが、コンピュータセキュリティ関連情報の発信などを行う一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターによると、Power2Go 8及びそれ以前のバージョンには、バッファオーバーフローの脆弱性が存在するそうです。脆弱性を使用したコードがすでに出回っているということで、JPCERTが注意喚起をしていますので、Power2Go 8を含めたそれ以前のバージョンは使用しないようにしましょう。
Power2Goの使い方
こちらがPower2Goのインターフェースです。
それぞれのアイコンは下記のような機能となっています。インターフェースはシンプルですが、それぞれのアイコンが何を示すのか少しわかりづらいので、事前に確認しておきましょう。
データディスク | ファイルをディスクに書き込む |
ビデオディスク | DVDやブルーレイのビデオ形式のデータをディスクに書き込む |
ミュージックディスク | CUEメタデータからCDを作成する |
フォトギャラリーディスク | 写真データをディスクに書き込む |
オンラインメディアバックアップ | YouTube動画をダウンロードする |
ディスクコピー | ディスクをコピーしてバックアップを取る |
メディアコンバーター | 動画や音声フォーマットを変換する |
ユーティリティ | ディスク消去やラベル作成など |
また、Power2Goはネットワークに接続して機能をアクティブ化することで使用するソフトウェアですので、インターネットにつないだ状態で使用してください。
Power2Go無料版でもアカウントでのログインが必要なので、事前にメールアドレスとパスワードでアカウントを作成しておいてくださいね!
Power2GoでDVDをコピーする方法
メニュー欄で「ディスクコピー」を選択して、1番左の「ディスクコピー」を選択します。
別タブが立ち上がりますので、読み取り元と書き込み先を設定してください。読み取り速度を設定したら、最後に「コピー」をクリックしましょう。
Power2GoでDVDを作成する方法
空のDVDをドライブにセットしたら、「データディスク」をクリックして、「DVD」を選択してください。
DVDに書き込むデータをエクスプローラーから読み込みます。左下にある薄いブルーのボックスに向かってファイルをドラッグ&ドロップしてください。複数のファイルを読み込むことも可能です。
読み込んだら右下にある「次へ」をクリックしてください。
詳細を設定したら最後に「書き込み」をクリックします。
処理が完了しました。
Power2Goでメニュー画面を作成する方法
メニュー画面で「ビデオディスク」をクリックしたら、任意のオプションを選択します。
「メニューの基本設定」をクリックして「テンプレートのダウンロード」をクリックしましょう。別タブで素材サイトが開くので、好きなものをダウンロードしてください。
テンプレートをダウンロードしない場合は、デフォルトのテンプレートを使うこともできますし、メニューなしを選択することもできます。
ちなみにテンプレート素材のダウンロードには、ログインが必要です。あらかじめメールアドレスとパスワードを用意しておきましょう。
オーディオアイコンをタップすると、DVDメニューに音楽を追加することもできます。最後に「書き込み」ボタンをクリックすれば完了です。
Power2Goでメディアを変換する方法
「メディアコンバーター」をクリックしたら、任意のオプションをクリックします。
変換したい動画を薄いブルーのボックスにドラッグ&ドロップします。
右下の「次へ」を選択したら出力先を選択しましょう。再生デバイスに最適化した形式やプロファイルを選択することもできます。
デバイスのブランドやメディア形式プロファイル、ハードウェアビデオコンバーターなど各種設定が完了したら、右下にある「変換」ボタンをクリックしてください。
これで変換は完了です。
Power2GoでDVDに書き込みができないときの対処法
Power2GoでDVDのバックアップを取りたいがエラーになってしまう、これはPower2Goがコピーガードの解除に対応していないことが原因かもしれません。Power2Goにコピーガード解除機能は搭載されていないため、市販のディスクのバックアップはできません。
そこでPower2Goの代替ソフトとしておすすめできるのが、業界最高峰の技術を搭載したDVDFabです。
DVDFabのリッピングソフトやコピーソフトにはコピーガード解除機能が搭載されているため、市販やレンタルのDVDのバックアップ作成が行えます。
〈DVDFabとPower2Goの比較〉
DVDFab | Power2Go | |
対応OS | Windows/Mac | Windows |
コピーガード解除機能 | あり | なし |
DVDメニュー作成 | あり | あり |
.nfoファイルの保存 | 〇 | × |
処理速度 | ◎ | 〇 |
DVDを無劣化でコピー | 〇 | × |
DVD-9をDVD-5に圧縮 | 〇 | × |
DVDコピーモード | 6つ | 1つ |
DVDFabはWindowsにもMacにも対応しているため、OSに関係なく使用できます。また、.nfoファイルを保存することができますので、DVDのメタデータも保存可能です。DVDFabにはフルディスク、メインムービー、カスタマイズなどコピーモードを6つから選択できます。
DVDFab DVD コピーを使用して、DVDを書き込む方法
DVDFab DVD コピーは、市販/レンタル/自作のDVDをコピーして、空のDVDディスク、ISOファイル、フォルダとしてバックアップできるソフトです。DVDの無劣化コピーとDVD9からDVD5への高品質圧縮の両方に対応します。
フルディスク、メインムービー、カスタマイズ、分割、結合、クローン/ライティングの6つのコピーモードを提供し、ディスク全体または一部を選択してコピーできます。コピー前に、タイトル、チャプター、字幕、音声、ボリュームラベルを自由に設定できます。
以下はDVDFab DVD コピーを使用して、DVDを書き込む手順です。
「詳細設定」でボリュームラベルを編集することができます。
「開始」ボタンをクリックして、DVDコピープロセスを開始します。
DVDFab DVD 作成を使用して、動画からDVDを作成する方法
DVDFab DVD 作成は、MP4、MKV、AVI、MOV、WMVなどのさまざまな動画から家庭用のDVDプレーヤーで再生できるDVDディスク、ISO/フォルダを作成できるソフトです。多彩なメニューテンプレートを使用して、DVDメニューを作成して、カスタマイズできます。また、タイトルやチャプター、字幕、出力パラメータを自由に設定することが可能です。
まとめ
今回はPower2Goの特徴や使い方について解説しました。本ソフトは、ライティング機能やオーサリング機能、編集機能、動画のダウンロード機能、ISOイメージファイルを仮想ドライブにマウントする機能など、便利な機能が搭載された優良ソフトです。256-bit 暗号化技術を搭載しており、安全にディスクやUSBのバックアップを取ることができます。一方、Power2Goにはコピーガードが解除できないという決定的なデメリットがあります。コピーガードの掛けられた市販のDVDをオーサリングしたりコピーしたりしたい方は、本記事で紹介したDVDFabを使ってくださいね!