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relCPRMとは?
relCPRMでできること
relCPRMは地デジのCPRMを解除できるソフトです。以前は「CPRM-Decrypter」というソフト名で知られていました。CPRMがかけられたDVDを再生するには、DVDドライブおよび再生用のアプリがCPRMに対応している必要があります。PowerDVDやWinDVDはCPRMがかけられたDVDの再生に対応していますが、CPRMディスクの再生機能は有料です。そんなとき、relCPRMを使ってCPRMを解除することで、CPRMのかかったDVDをパソコンに取り込めるようになります。
relCPRMの安全性
relCPRMは残念ながら安全なソフトとはいえません。というのも、relCPRMは著作権に抵触するソフトウェアとして公式サイトが閉鎖、現在は事実上サポートが終了しているからです。インストール時にウイルスソフトに引っかかってしまうだけでなく、個人情報が流出しても運営は責任を取ってくれません。
relCPRMをダウンロードする方法
relCPRMは現在公式サイトが存在しないため、配布サイトよりダウンロードする必要があります。
1.配布サイトを開いて「ダウンロード」をクリックする
2.ダウンロードしたZIPファイルを解凍する
3.「relCPRM.exe」をダブルクリックして解凍する
relCPRMの使い方
- relCPRMを起動したうえで、ドライブにDVDをセットする
- 「選択」ボタンをクリックしCPRMを解除したいVROファイルを選択する
- CPRMを解除したファイルの保存先を指定する
- 「-R」/「IFOファイルコピー」/「-W」/「Encrypted Title key削除」の項目で詳細設定を行う
- 「START」ボタンをクリックする
- 指定した保存先でVROファイルを確認する
relCPRMで起きるトラブルの原因と対処法
ここでは、relCPRMで起こり得るトラブルの原因と対処法を徹底解説していきます。エラーになってしまう方は、一つずつ試してみてください。
「解析失敗しました」と表示される
解析に失敗してしまうときは、バックグラウンドで動作しているセキュリティソフトが原因である可能性があります。例えばNorton360がrelCPRMをウイルスと認識して削除してしまうケースも。一度セキュリティソフトをオフにして、relCPRMの処理を再度試してみましょう。
アスペクト比が16:9にならない
出力されたファイルが16:9ではなく4:3の縦横比になっている場合は、設定をチェックしてください。設定で「-W」にチェックが入っていないと、出力データは4:3になってしまいます。
VROファイルが見つからない
VOBファイルしかなく、VROファイルが見つからないケースでは、relCPRMを使用することはできせん。relCPRMが対象とするのは、CPRMでプロテクトされたDVD-VRなので、VROファイルがないと処理ができません。言い換えれば、VOBファイルがあるということはDVD-Videoであるはずなので、コピーガードを解除することなくそのままコピーをすることができます。
CPRM contentskey Get Ver 0.41 by takuと表示される
「CPRM contentskey Get Ver 0.41 by taku」と表示されてしまうときは、パソコンのスペックがrelCPRMの推奨環境を満たしていないかもしれません。他のパソコンがあれば、そちらで試してみるか、DVDドライブを新しいものにしてみましょう。
ソフトが突然シャットダウンしてしまう
relCPRMがコントロールできるDVDのデータの許容量を超えている可能性があります。DVDレコーダーでファイナライズを解除し、DVDに録画されているデータを数秒削除してください。最後にファイナライズをしてDVDを書き換え、再度試してみましょう。
Error: not CSS/CPRM Copyright Protectionと表示される
「Error: not CSS/CPRM Copyright Protection」は、パソコンのDVDドライブのエラーを示すものです。ドライブがCPRMに対応していない、もしくはDVDがCPRM非対応の可能性があります。このエラーが発生したときは、CPRMに対応しているドライブを購入したり、番組をCPRM対応のDVDに録画したりしましょう。
エクスポートされる画質が悪い
元のファイルの画質が悪いと、出力されるファイルの画質も悪くなります。当然ですが、relCPRMにはコピーガードを解除して画質をアップスケーリングする機能はありません。もしくは、relCPRMで処理したファイルをライティングソフトで書き込む際に、ファイル数が多すぎると圧縮率が高くなり、結果的に画質が悪くなることがあります。高画質で地デジを録画する場合は、AVCREC方式で録画するとよいでしょう。
作成した動画の映像が流れない
relCPRMで処理をしたのに映像が流れないときは、出力されたファイルの拡張子を変更しましょう。処理が完了すると指定フォルダに「VR_MANAGER.IFO」と「VR_MOVIE.VRO」が作られていると思いますが、「VR_MOVIE.VRO」の「.VRO」を「.MPG」に書き換えてみてください。そうすることで、パソコンのWMPで再生できるようになります。
保存先空き容量が取得できない
保存先の空き容量が取得できないときは、ファイル名に記号が使われていないか確認しましょう。例えば半角の記号が使われている場合は全角にすると、処理が成功する可能性があります。
relCPRMが強制終了してしまう
relCPRMが強制終了してしまうときは、DVDをファイナライズしていないかもしれません。DVDのファイナライズ処理を行ってから、もう一度relCPRMにかけてみましょう。
relCPRMより強力なCPRM解除ソフト
relCPRMは、CPRMを解除できる定番のフリーソフトですが、操作性が複雑であるうえ、エラーが多く作業効率が悪いです。また、機能が複雑である割には低機能なので、お世辞にも「使いやすい」とはいえません。
そこでおすすめなのが、DVDの各種コピーガードを解除できるPasskey for DVD。
Passkey for DVDの主な機能と特徴
- CPRM以外、CSSやAACSなどさまざまなコピーガードに対応
- タスクトレイに常駐してディスクをセットし次第、すぐに自動でコピーガードを解除してくれる
- 無劣化でDVDをHDDまたはISOファイルにリッピングできる
- DVDFab DVD コピー、PowerDVD、ImgBurnなどのソフトとも連携できる
- 30日間無料体験を提供して、期限が切れても無料版も利用できる
Passkey for DVDを使用して、CPRMを解除する方法
以下では、DVDFab Passkey for DVDの使い方を詳しく説明します。
DVDFab Passkeyをダウンロード・インストールが完了したら、デスクトップのPasskeyのアイコンをダブルクリックして、起動します。「ようこそ」画面が表示され、ウィンドウ画面が自動的に閉じるまでお待ちください。
ドライブに録画したDVDディスクを挿入すると、Passkeyが自動的にDVDを読み込み、解析します。
Passkeyの解析が完了したら、タスクバーの「^」をクリックして、Passkeyのアイコンを見つけて、左クリックして、「情報」画面で解除したコピーガードをチェックできます。
情報が確認されたら、タスクバーの「^」をクリックして、Passkeyのアイコンをを右クリックして、表示される画面で「ハードディスクにリンピング(H)」または「イメージファイルにリッピング(I)」を選択します。
そして、次に現れる画面で「ターゲット」の下部にある枠の右の「…」アイコンをクリックすると、保存先を選択します。保存先が決まったら、下部の「リッピング」をクリックすれば、DVDのリッピング作業が始まります。
完了したら、自動的にターゲットファイルを開きます。
relCPRMに関するQ&A
relCPRMのプロテクトとは、CPRMを指しています。CPRMとはDVDなどの記録用メディアに記録されたコンテンツの著作権を保護するための技術です。端的に言えば、一度録画したデジタル放送番組などを、無制限にコピーできないようにする仕組みだといえるでしょう。
CPRMは、DVDメディアにMKBやメディアIDなどを記録することで、コンテンツの不正なコピーを防止するため、CPRMがかけられたDVDを一般的なソフトでコピーをすることができません。そこで役立つのがrelCPRMやPasskey for DVDというわけです。
まとめ
今回はrelCPRMのダウンロード方法や使い方、エラーで使えないときの対処法などを解説しました。relCPRMを使えば地デジ放送の録画をしたDVDをパソコンに取り込めるようになります。ただし、relCPRMは安全性に欠け、使い方も複雑かつ処理も高速ではありません。より安全かつ強力なソフトを使いたい方は、Passkey for DVDをお使いください。どんなコピーガードも数秒で更新できますので、ストレスなく快適に使用することができますよ!