Cisdem DVD Burnerとは?

Cisdem DVD Burnerは、メニュー作成機能や編集機能、DVDのフォーマット機能などが搭載されているDVD作成ソフトです。MP4、AVI、MOVなどの動画をDVDディスク、DVDフォルダ、ISOファイルとして空のDVDに書き込むことができます。

Cisdem DVD Burnerの安全性

Cisdem DVD Burnerは安全性の高いソフトです。ソフトのインストール時にウイルスソフトに引っ掛かってしまうこともありませんし、ウイルスやマルウェア、意図しないコンポーネントが含まれることもありません。

Cisdem DVD Burnerの開発会社は2014年に創業したCisdemです。アメリカで創業した会社で、現在は160以上の国と地域に展開しています。

ただ、Cisdemについては会社の所在地や詳細情報が不明となっています。会社概要のページも「ITソリューションでお客様のニーズを満たす」というような、ふわっとした内容しか記載されていません。運営会社が不明瞭という点においては、Cisdem DVD Burnerは安全性に欠けるといえるでしょう。

Cisdem DVD Burner無料版の制限は?

Cisdem DVD Burnerの無料版には5分までしかディスクを作成できないという制限があります。

1台のデバイスに認証するライセンスの価格は下記の通り。

  • 年間サブスクリプション : 5,980円
  • 永続ライセンス : 8,980円
  • ビジネスライセンス : 11,980円

支払い方法は、

  • クレジットカード
  • PayPal
  • Varifone

の3種類から選択できます。

Cisdem DVD Burnerの評判

実際にCisdem DVD Burnerを使ってみた感想としては、操作性が非常にシンプルだと感じました。ソースを読み込み、メニューの作成、プレビュー、書き込みと段階的に操作ができるようになっているため、必要な操作を確実に行うことができます。

また、トリム、クロップ、ウォーターマークの追加、エフェクトの追加、字幕(内部字幕/外部字幕)の追加、チャプター編集、ボリューム調整など編集機能も充実していますので、ディスク内容をカスタマイズしたい方にもおすすめできると感じました。

一方、処理速度はスピーディーではありません。内容によっては数十分の処理時間がかかりますので、重めのファイルをDVDに書き込みたい方は注意してください。さらに、ディスクがディスククローズされていないため再生時に不具合が出る可能性があることは覚えておきましょう。

Cisdem DVD Burnerの使い方

Cisdem DVD BurnerはDVD-9、DVD-5、DVD-R/RW、DVD+R/RW、DVD+R DL、DVD-R DL、DVD-RAMなどほとんどのDVDに対応しています。

複数の動画をまとめて書き込むことができ、10GB以上の大きなデータの読み込みにも対応しています。

Step1
中央部分にある「+ビデオを追加」をクリックして、動画を読み込みます。

動画は複数読み込めます。下部のバーでどれくらいの容量を占めているのか確認できますので、容量に合わせて動画の量を調整しましょう。

Step2
必要であればトリムやクロップなどの編集します。

鉛筆アイコンをクリックすると動画を編集できます。動画編集の内容は、

  • トリミング
  • クロップ
  • 回転
  • ウォーターマークの追加
  • エフェクトの追加
  • 字幕の追加
  • チャプターの追加
  • ボリュームの変更

です。動画編集はおまけの機能でありながら、かなり本格的な編集が行えますね。

Step3
メニュー画面を作成します。

続いてメニュー画面を作成します。色を変更したり文字を追加したりすることが可能です。最後に内容をプレビューできますので最終確認を行いましょう。

Step4
空のDVDをドライブにセットして、プレビューしてOKなら「書き込み」へ進みます。

DVD名やテレビ放送方式、再生モード、コピー数などを編集します。DVDプレーヤーで再生したい場合はNTCSを選択しましょう。

Cisdem DVD Burnerで「メニューの変換に失敗しました」と表示される?

Cisdem DVD Burnerを使っていると「メニューの変換に失敗しました」と表示されることがあります。そんなときは下記の対処法を試してみましょう。

  • ソフトを最新状態に更新する
  • パソコンを再起動する
  • インターネット環境を見直す
  • データ量に対してDVDの容量が十分であるか確認する

「メニューの変換に失敗しました」というメッセージが表示されるのは、DVDの書き込み処理が正常に行えていないことを意味しています。

そのため、ソフトのバージョンを更新したりパソコンを再起動したりすることで、データの認証作業と書き込み作業の正常化を図る必要があります。

Cisdem DVD Burnerはインターネットを介して認証作業を繰り返すことで処理を行うタイプのソフトウェアなので、インターネット環境が不安定だとエラーが生じることがあります。

また、Windowsの場合は、スタート>設定>アプリ>アプリと機能よりアプリを修復するのも有効です。

Cisdem DVD Burnerより高機能なおすすめDVD作成ソフト

product image
DVDFab DVD 作成【30日間無料体験】
  • AVI、MP4、MKVなど200以上の動画形式からDVDを作成
  • 作成したDVDは家庭用DVDプレーヤーで正常に再生できる
  • 元の品質を保ったままDVDに書き込むことができる
  • メニューを作成するためのメニューテンプレートを提供
  • 動画をISOファイル/フォルダとして保存することも可能

Cisdem DVD BurnerとDVDFab DVD 作成を比較

  DVDFab DVD 作成 Cisdem DVD Burner
対応OS

Windows 11/10/8.1/8/7
macOS 10.10-14

Windows 11/10/8/7
macOS 10.12またはそれ以降

入力形式 M2TS、AVI、TS、MP4、MKV、FLV、WMVなど MP4、AVI、MOV、MKV、WMV、MPEGなど
出力形式 DVDディスク(DVD-9・DVD-5)、DVDフォルダ(VIDEO_TSフォルダ)、ISOイメージファイル DVDディスク(DVD-9・DVD-5)、DVDフォルダ(VIDEO_TSフォルダ)、ISOイメージファイル
オーディオ AAC MP1
無劣化で書き込み
メニューテンプレート 豊富

少なめ(30種類程度)

GPUハードウェアアクセラレーション マルチコアCPU、NVIDIA CUDA、AMD、IQS(Intel Quick Sync)、Video ToolBox(macOS)など IQS
テレビで再生 ×
書き込み速度 ★★★★★ ★★★☆☆

一方、Cisdem DVD BurnerはMP1のオーディオしかサポートしていません。これは日本で販売される再生機の基準を満たしていないため、特にカーステレオで不具合が生じる可能性があります。

また、Cisdem DVD Burnerは書き込み速度が遅くオーサリング機能も十分ではありません。作成したDVDをテレビで再生したい方は再生ができない可能性がありますので気を付けましょう。

DVDFab DVD 作成の使い方

Step1
DVDFabを起動して、左側から「作成」機能を選択します。上側の青いボタンをクリックして、「DVD 作成」を選択します。

Step2
「+ソースの追加」または画面中央の「+」マークをクリックして、動画ファイルを追加します。

「詳細設定」をクリックすると、さまざまな設定が行えます。

Step3
インターフェース上で設定を行います。

出力をDVD-5またはDVD-9に指定したりオーディオと字幕の言語を選択したりすることもできます。動画に字幕が付いていない場合は、外部の字幕を追加することもできます。

Step4
メニュー画面を作成します。

「詳細設定」の左側にある「メニュー設定」をクリックすると、提供されるテンプレートを使用してDVDメニューを簡単に作成できます。

Step5
画面下部へ「出力先」を設定して「開始」をクリックします。

動画を空のDVDディスクに書き込む場合、ドロップダウンリストから光学ドライブを選択して空のディスクをセットしてください。

フォルダまたはISOのアイコンをクリックして、保存先を選択すると、出力ファイルは、DVDフォルダ/ISOファイルとしてPCに保存されます。

まとめ

今回はCisdem DVD Burnerの特徴や使い方を解説しました。Cisdem DVD Burnerは品質を劣化させずにDVD作成ができるDVD作成ソフトです。本ソフトはMacのiDVDのようにシンプルなので、Macユーザーの代替ソフトとなり得るでしょう。

一方、Cisdem DVD Burnerはオーサリング機能が不十分なところがあり、テレビで再生しようとするとエラーになることも。作成したディスクをDVDプレーヤーで再生したい方は、DVDFab DVD 作成を使いましょう。DVDFabは処理も高速で、書き込みエラーもほとんどありませんよ!