【徹底解説】DVD Flickの特徴と使い方！チャプターや字幕の追加方法も解説

DVD Flickとは

DVD Flickとは、動画ファイルをDVDデータに変換するフリーソフトです。MP4はもちろんAVI、ASF、FLV、MOV、M4V、MPEG、WMV、MPEGなど幅広いファイル形式にも対応しています。また、DVD FlickはただDVDに焼くだけでなくメニューやチャプターをつけたり字幕や音声の多重化をしたりすることも可能です。ただしMacには使用できないのと、2023年現在開発元での更新がストップしており、DVD Flickでエラー等が発生する恐れもあるのでご注意ください。

＜DVD Flickの機能と特徴＞

• フリーソフト
• 幅広い動画ファイル形式に対応
• メニュー、チャプターの添付
• 字幕、音声の多重化
• Macには非対応

DVD Flickのダウンロードと日本語化する方法

DVD Flickは海外製のソフトなのでそのままだと英語表記となっています。そのため、ここからは通常のDVD Flickのダウンロード方法と共に、DVD Flickの日本語化する方法も紹介していきます。

DVD Flickのダウンロード方法

DVD Flickの公式サイト（https://www.dvdflick.net/）からダウンロードします。

1. DVDFlickファイルをダウンロードする
2. ダウンロードファイルをクリックして起動させる
3. 使用許諾契約書を確認の上「Next」を押す
4. インストール先を選択して「Next」を押す
5. 「プログラムグループの指定」は基本的に初期設定で問題ないので、そのまま「Next」を押す
6. 追加設定（デスクトップにショートカットを作る、DVD Flickのプロジェクトファイルを関連付ける）を選択し「Next」を押す
7. 最終画面を確認し「Install」を押す
8. インストール中に情報画面が表示されるので、内容を確認して「Next」を押す
9. 「DVD Flick v2 セットアップウィザードの完了」が表示されたら「Finish」を押す

DVD Flickファイルをダウンロードします。

ダウンロードファイルをクリックして起動させます。

使用許諾契約書を確認の上「Next」を押します。

インストール先を選択して「Next」を押します。

最終画面を確認し「Install」を押します。

「DVD Flick v2 セットアップウィザードの完了」が表示されたら「Finish」を押します。

ダウンロードが完了しました。インターフェースはこんな感じです。

DVD Flickを日本語化する方法

以前まではDVD Flickの日本語版と言われるソフトがありましたが、現在はダウンロードできない状況となっています。しかし日本語にする方法が全くないわけではありません。「日本語化パッチ」という外国語表記のプログラムを日本語に変更するソフトを使用することでDVD Flickが日本語表記に変更することができます。ここでは「猫科研究所」というサイトのDVD Flickの日本語パッチを用いた方法を紹介しますが、DVD Flick公式の方法でないことはご了承ください。

〈日本語パッチを用いた日本語化方法〉

この作業は必ずDVD Flickを閉じた状態で行ってください。

1. 猫科研究所サイト内の「DVDFlick via 猫科研究所」ページにいく
2. 安定バージョン「dvdflick_1.3.0.7_felidlabo-0011.exe」をクリックする
3. ダウンロード後、エクスプローラからファイルを開く
4. 画面の内容に従って選択していく（利用規約等はよく確認しましょう）
5. 「インストール」をクリックし、「次へ」「完了」をクリックする

安定バージョン「dvdflick_1.3.0.7_felidlabo-0011.exe」をクリックします。

ダウンロード後、エクスプローラからファイルを開きます。

画面の内容に従って選択していきます。（利用規約等はよく確認しましょう）

「インストール」をクリックし、「次へ」「完了」をクリックします。

インストールが完了しました。

DVD Flickを起動すると日本語化されているはずです。

DVD Flickの使い方：動画ファイルをDVDに焼く方法

DVDに動画ファイルを焼くDVDFlickの使い方は以下の通りです。

1. ファイルをソフトに取り込む
2. 「Project settings」で各種設定を行なう（General、Video、Burning）
3. 必要であればメニュー、チャプター等を追加する
4. 「Create DVD」で書き込み作業を開始する

まずは画面右上の「Add title（タイトルを追加）」をクリックし、焼きたいファイルを選択しましょう。エクスプローラーからファイルを直接ドラッグアンドドロップしても追加できます。

追加ファイルを間違えた場合は「Remove title」をクリックしてください。ちなみに左端にあるバーはDVDの空き容量なので、確認しつつ追加していきましょう。

各種設定は「Project settings（プロジェクト設置）」で行います。

「General」でタイトル、録画メディアの容量、変換の優先順位を選択してください。優先順位は「Avobe Normal」にすると高速になりますが、画質が落ちる可能性があるので「Nomal」がおすすめです。

次にプロジェクト設定の「Video（ビデオ）」の項目ですが、「Target format」は日本のテレビ信号である「NTSC」を選択してください（日本向けでない場合はその限りではありません）。

「Encoding profile」は変換速度と画質のバランスです。ここも「Nomal」で問題ないでしょう。

「Project settings」の最後は「Burning」、つまり書き込み設定です。他のライティングソフトで焼きたい場合は「Create ISO image」にチェックを、そのままDVDFlickで焼きたい場合は「Burn project to disc」にチェックを入れてください。設定が全て終了したら「Accept」をクリックして画面を閉じましょう。

必要であればメニューやチャプターなどを入れ、ファイルが完成したら「Create DVD」をクリックして書き込み作業を開始します。

その際〈元々DVD内に入っていたデータが消えてしまいますよ〉といった警告が表示されるので、問題なければ「Yes」を押してください。

すると変換作業と書き込み作業が続けて行なわれます。これで作業は完了です。

DVD Flickでエラー/日本語化できない/読み込めないときの対処法

DVD Flickを使う時、常に不明のエラーが発生することがあります。その原因は様々です。DVD Flickの日本語バージョンは公式バージョンではない、DVD Flick開発と更新がストップ、アップデートしたパソコンの環境に対応できないなど、もしく、DVD Flickはエラーが発生するのが正常です。今なら、開発と更新がストップし、日本語にも対応しない、エラーがよく生じDVD Flickより、ほかDVD作成ソフトをお勧めします。

代わりのソフトDVDFab DVD 作成を使おう

• エンコード中にDVD Flickエラーが発生してしまう
• DVD Flickをうまく日本語化することができない
• 動画ファイルを読み込むことができない
• 完成した動画を再生してみたら音が入っていない…

こんなトラブルが発生するなら、ぜひDVDFab DVD 作成をお使いください。DVD Flickは優れたフリーソフトなのですが日本語版が公式にリリースされておらず、解決法も英語で検索する必要があるからです。

DVDFab DVD 作成は、デフォルトで日本語に対応し、ハウツー記事やユーザーの評価など情報も豊富にあるため、使い方に迷いません。お気に入りの動画を高品質・高音質でDVDに焼くことが可能です。しかも、複数のファイルを同時に処理できるようになっているため、かなりの高速で書き込みが終わります。有料ソフトですが、多機能性やコピー力はフリーソフトを圧倒的に凌駕しています。今なら、30日間全機能無料体験できます。ダウンロードして、試してみましょう。

DVDFab DVD 作成とDVD Flickの比較

DVDFab DVD 作成の使い方

DVDFab DVD 作成を起動してソースとなる好きな動画を読み込みます。

読み込んだ動画ファイルの「詳細設定」から出力の設定を行います。

出力先を設定してDVD作成を開始します。進行状況は常に確認できます。一時停止もできますよ。

DVD Flickに関するよくある質問と答え

ここからはDVD Flickについてのよくある質問を5つに絞って回答していきます。操作方法について多く触れているので、よかったら参考にしてみてください。

DVD Flickでチャプターを追加する方法は？

DVD Flickでチャプターを追加したい場合は、「タイトルを編集」より左側のメニューにある「Chapters」をクリックします。 

画面に3つの選択肢が表示されるので、自分の好みに応じて選択していきましょう。

DVD Flickで字幕を追加する方法は？

DVD Flickで字幕をつけるには、既にある字幕ファイルを組み込むという操作となります。つまり別ソフトでSRTといった字幕ファイルを作る必要があるのでご注意ください。

まずはメニュー画面の「タイトルを編集」より「Subtitle tracks」をクリックします。次に右端の「Add（追加）」をクリックして字幕ファイルを選択しましょう。

するとリストに加えられるのでそれを選択して「Edit（編集）」を押すと編集画面に移ります。

フォントやサイズ、太さなど各種設定を終えて「Accept（完了）」を押して完了です。

DVD Flickに危険性はありますか？

DVD Flickでウイルス等の危険性についてはそこまで心配する必要はないかと思います。ただしDVD FlickはOSのバージョンによっては正常に作動しない場合があるのと、当ソフトは現在開発・更新がストップしているので今後問題が発生しないとは言いきれません。一方、表示されるメッセージをよく読むことで防げるトラブルもあるので（例：「出力先フォルダ内のファイルは全て削除されます。このまま継続してよろしいですか？」）、一つひとつ丁寧に確認・操作するクセをつけるのをおすすめします。

DVD FlickでMP4が読み込めないときは？

FlickでMP4が読み込めない場合、例えば以下の原因が考えられます。

• ファイル名に問題がある
• DVD Flickのバージョンが最新でない
• ファイル内の映像・音声データが読み込めない

ファイル名は何でも良いわけではなく、半角英数字でないと読み込めません。ひらがなや全角英数字を使用していた場合はファイル名を変更しましょう。

映像・音声データが読み込めない場合はDVD Flickが読み込める形式に変換する必要があります。つまりMP4動画内に含まれている読み込めなかったエンコーダを変換し、読み込み可能なMP4動画にするということです。任意の変換ソフトでエンコードし、再び読み込み作業を行なってください。

DVD Flickの対応字幕形式は？

DVD Flickの対応字幕形式はASS、SSA、SRTの3つです。

まとめ

今回はDVD Flickの各種操作方法について解説してきました。DVD Flickは幅広いファイル形式に対応しているだけでなくメニューやチャプターといった編集もでき、フリーソフトとしては十分な機能を搭載していると言えます。海外製ソフトなので別途日本語化パッチを取得するといった行程を踏まないと英語表記ですが、慣れてしまえば基本操作は問題なく行なえるはずです。動画をDVDに焼きたいと考えている方は、1度DVD Flickを試してみてはいかがでしょうか。もし、公式日本語版があるソフトほがよいなら、オススメのDVDFab DVD 作成が試してみましょう。