CPRM Decrypterとは
CPRM Decrypterは、DVDに掛けられたCPRMを解除するソフトです。CPRMを解除することでCPRMによって保護されたDVDを再生したりコピーしたりすることが可能になります。動きが軽快なのでストレスなく使用することができます。CPRM Decrypterはインターフェースもシンプルなので、初心者の方でも扱いやすいでしょう。
対応OS | WIndows7以降 |
日本語対応 | 〇 |
入力 | DVD/ブルーレイ |
出力 | .vro/ISOファイル |
価格 | 無料 |
対応コピーガード | CPRM |
デメリット |
DVD再生機能や書き込み機能などがない |
CPRMの使い方
CPRM Decrypterを使ってCPRMを解除する際、必要になるのは「パソコン」「CPRM Decrypter」「DVDドライブ」の3つ。パソコンにDVDドライブが搭載されていない場合は、外付けドライブを購入しましょう。外付けドライブは安いもので数千円〜購入できます。
CPRM Decrypterのダウンロード方法
CPRM Decrypterの公式サイトは現在閉鎖されています。配布サイトはいくつかありますが、こちら(https://ux.getuploader.com/2513/)のサイトはダウンロードされたZIPファイルが開けないことがありますので、その場合はこちら(https://ux.getuploader.com/2513/download/236)のサイトからダウンロードしてみてください。
どちらも公式サイトではありませんので、くれぐれもセキュリティには注意しましょう。
CPRM Decrypterの設定方法
CPRM Decrypterを起動してDVDを読み込んだら、下記の設定を行います。
- 出力先フォルダを設定する
- c2dec設定にチェックを入れる(*)
c2dec設定でチェックを入れるのは
- c2decの利用を可能にする
- 映像制御情報[R値]を除去する
- 画像比[W値]を16:9にする
- 音声制御情報[C値]を除去する
の4つです。
CPRM Decrypterで地デジDVDのCPRMを解除する方法
CPRM Decrypterを起動して「ドライブの設定」からDVDがセットされているドライブを指定する
PCのスペックによっては時間が掛かることがありますので注意しましょう。解除が完了するとフォルダ内に「VR_MOVIE.VRO」が作成されるので、拡張子を「.mpg」に変更してください。
CPRM Decrypterをダウンロードできない・解凍できない時の対処法
ランタイムの再配布パッケージをダウンロードする
プログラムを実行できないときは、ランタイム依存型プログラムを実行するためのランタイムの再配布パッケージをダウンロードしてみてください。ダウンロードは下記より行えます。
Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable Package
ファイルが破損している可能性を疑ってみる
CPRM Decrypterで処理したファイルが正常に動作しない場合は、ファイルの破損を疑ってみましょう。もう一度処理を繰り返してみると、破損が修復される可能性があります。
ファイルが解凍できないときはウイルスソフトを無効化
CPRM DecrypterはフリーソフトでありながらCPRMの解除ができる便利なソフトですが、インストールのためにダウンロードしたZIPファイルが「指定されたプログラムを実行できません」と表示されたり、解凍できなかったり、CPRMの解除ができなかったりと、不具合が多々発生します。
ZIPファイルが解凍できないときは、ウイルスソフトを無効化してみるのも手です。ウイルスソフトはファイルをウイルスと誤認識し処理を阻害してしまうことがよくあるため、一度無効化してから試してみてください。
CPRM Decrypterで解除できない時の代替ソフト
CPRM Decrypterの代替ソフトとしておすすめできるのが、Passkey for DVDです。本ソフトを使えば、CPRMを含むRCA、APS、UOPs、ARccOS、RipGuardなどのコピーガードを解除できます。DVDをISOファイルにリッピングすることも可能なので、ドライブを使わずにDVDの映像をパソコンで視聴することが可能です。
- 最新のコピーガードを含め、ほぼすべてのコピーガードを解除できる
- DVDをISOファイル/フォルダにリッピングできる
- 30日の無料試用期間があるため、フリーソフトとして利用できる
- PowerDVD、WinDVD、ImgBurnなどと連携できる
- ムービーの再生順を変更したりPGCs除去したり、さまざまな設定ができる
Passkey for DVDは、タスクトレイに常駐し、コピーガードが掛けられたディスクを自動で検出します。一般的なソフトのように起動しなくても自動的にコピーガードを解除できますので、使い勝手が非常に良いといえるでしょう。
Passkey for DVDには有料版と無料版があり、下記のような違いがあります。
Passkey for DVD 30日間無料体験版 | 30日間で3枚のDVDディスクをリッピングできる、同じタイトルのディスクは1枚としてカウントされる |
Passkey for DVD 無料版(Passkey Lite) | 30日間の無料期間が終了すると、自動的に無料版に切り替わる。解除できるのはRC、RCE、APS、Blu-rayのV36以下のnew protection、RC、BD-LiveとUOPs |
Passkey for DVD 有料版 | 解除できるのはRC、RCA 、CSS、APS、RipGuard、RCE、UOPs、ARcc OS、CPRMなど最新のコピーガード |
Passkey for DVDでCPRMを解除する方法
CPRM Decrypterに関するQ&A
CPRM Decrypterの安全性
CPRM Decrypterは基本的に安全に使うことができます。というのも、CPRM Decrypterはさまざまな提供元から配布されており、基本的にウイルスやマルウェアの心配はありませんが、配布元によっては安全性が保証できないことがありますので気をつけましょう。
ちなみにCPRM Decrypterの公式サイトが存在しないのは、2012年にCPRMの解除が違法となってしまったことに起因しています。現在はミラーサイトしか存在しないため、配布サイトにより安全性が異なる事態となっています。
CPRMを含むコピーガードの解除は2012年より違法となっています。CPRM Decrypterの所持は違法ではありませんが、CPRMを解除したコンテンツを第三者に配布したり販売したりする行為は絶対に止めましょう。
使用しているドライブはCPRMに対応していますか?また、パソコンのDVDドライブに入れて再生できるか、DVDディスク本体に傷や汚れがないか確認してみましょう。
まとめ
今回はCPRM Decrypterの使い方やエラーが出てしまうときの対処法などを解説しました。CPRMはDVDにMKBというキーとメディアIDを刻むことで映像データを暗号化するコピーガードです。CPRM Decrypterはコスパで選ぶなら最適なフリーソフトですが、技術面ではエラーが発生する、コピーガードが解除できないなどのデメリットがあります。確実にCPRMを解除したい、スピーディーな処理を行いたい、CPRM Decrypterで解除ができなかった、という方は、本記事で紹介したPasskey for DVDを使ってみてくださいね!