パソコンにCDを取り込めないのはなぜ？おすすめの取り込みソフトをご紹介

パソコンにCDを取り込めない原因とは？

CDを取り込めない原因は様々ですが、特に多いのは以下の2つです。

CDを入れるところがない

CDを読み込む「CDドライブ」がついていないパソコンでは、CDを取り込むことができません。CDを取り込んで音楽を聴きたいという場合は、外付けCDドライブを購入し、CDを取り込めるようにする必要があります。

ノートパソコンの場合、一昔前までは内蔵ドライブが一般的でしたが、CDやDVDの需要が低くなってきたことから、ドライブが付いていないパソコンが増えています。CDドライブは安い物であれば1,000円台から買えるものもあるため、ぜひチェックしてみてください。

パソコンがCDを読み込めていない

CDを正常に読み込めていない時もパソコンへの取り込み作業ができません。CDが読み込まれない理由としては、ディスクに汚れや傷がある、正しくセットされていない、CDが劣化している、ドライブに不具合が起きているなど様々です。ディスクやドライブの状態を確認し、それぞれにあった対処をすることで読み込みが可能になるでしょう。

他にも、パソコンにCDを取り込むソフトが不具合を起こしていることもあります。ソフトの更新がある場合は、最新のバージョンにアップデートすることで改善する可能性があります。

CD取り込みソフトが古い

CDを取り込むソフトが古い場合は、取り込めない原因になることがあります。ソフトの中には開発が終了しているものや、自分のパソコン環境に合っていないソフトなどがあるため、ソフトを変えてみるのも1つの方法です。

取り込みソフトには無料のものや使い勝手の良いもの、高機能のものなど、それぞれに特徴があります。自分に合ったソフトを選ぶことでCDの取り込み作業を快適に行えるでしょう。

取り込んだCDが再生できない理由

CDを取り込んでも再生できないトラブルには、取り込みが完了していない、再生ソフトが入っていないなどの理由が挙げられます。

取り込みが完了していない

CDを正常に取り込みできていない時は、再生できません。よくあるのが、CDをセットしただけで、取り込み作業を開始していないことです。

CDをセットした後は、ソフトそれぞれの取り込み方に従って作業を開始し、しっかり取り込めているかを確認してみましょう。取り込むためのソフトがない時は、ソフトをインストールしてください。

再生ソフトが入っていない

特に古いパソコンを使っている場合、取り込んだCDを再生するためのソフトが入っていないことがあります。再生するためのソフトが入っていない場合は、好きな再生ソフトをインストールしましょう。無料で使い勝手の良いソフトも多いため、ぜひチェックしてみてください。

パソコンにCDを取り込むソフト！おすすめ6選

パソコンに取り込めない、取り込みが完了しない場合は、取り込むためのソフトに原因があるかもしれません。ここからはパソコンにCDを取り込むためのおすすめソフトをご紹介します。それぞれに特徴があるため、用途に合わせて選んでみてください。

Windows Media Player

Windowsパソコンにデフォルトで搭載されているメディアプレイヤーです。無料で使用できるのはもちろん、動画や音楽の再生に加え、CDを取り込むこともできる優秀なソフトとなっています。取り込んだデータをDVDやCDに書き込む作業にも対応しているため、大切なデータをCDに保存しておきたい方にもおすすめです。

Windows Media Playerの特徴としては、対応しているフォーマットが多種多様であることが挙げられます。動画のファイル形式「MP4」、Macで使われるツール「QuickTime」にも対応可能です。またWindows Media Playerでは、取り込んだデータでプレイリストを作成することもできます。

iTunes

iTunesは、Apple社が手掛ける音楽プレイヤーです。Apple社が提供しているにも関わらず、Macに加えてWindowsでも利用できるのが魅力の1つです。iTunesは、音楽の再生だけなく、CDを取り込む時にも使えます。

ただしiTunesの場合、保存先がiTunesライブラリになるため注意しましょう。取り込んだ後は、しっかりハードディスクにバックアップを取り、データが消失しないようにするのがポイントです。iTunesはApple社が手掛けていることから、安全性も高く、ウイルスやマルウェアの心配が少ないのもメリットになります。

CDBurnerXP Pro

CDBurnerXP Proは、無料でCDを取り込むことができるソフトです。日本語に対応している高機能ソフトの1つで、CDの取り込みができるほか、DVDビデオ作成や音楽CD作成、イメージファイル作成など幅広い作業ができます。

CDを取り込むまでのステップもシンプルで、簡単にデータをコピーできるのもCDBurnerXP Proの魅力です。難しい作業は避けたい、取り込みだけを少ないステップで行いたい方には特におすすめのソフトとなっています。

Exact Audio Copy

Exactという名前のとおり、CDを忠実にコピーしてくれるのがExact Audio Copyの特徴です。ソフトによっては取り込んだ時の劣化が目立つこともあり、長い時間をかけて多くのデータをコピーした時などはかなりのストレスになります。劣化なくコピーをしてくれることで、聴き心地はもちろん、高品質なデータを保存しておけるというメリットが生まれます。

Exact Audio Copyの欠点としては、ソフトの日本語化にひと手間がかかるという点が挙げられます。そういった設定に時間をかけたくない・英語が苦手という方には向かないかもしれません。

CD Manipulator

CDを取り込むソフトには海外で作られたものが多くありますが、CD Manipulatorは国産のソフトです。日本語対応はもちろん、無料で使用できるのがCD Manipulatorの魅力です。CDを取り込むソフトの定番としても知られており、特に日本では多くの人に使われています。

操作内容がアイコンからも選べるため、専門用語が分からない方でも安心して使えるソフトになっているのもCD Manipulatorならではの特徴でしょう。しかし、現在は開発が終了しているため、これ以上の進化が期待できないのは欠点と言えます。

dBpoweramp CD Ripper

dBpoweramp CD Ripperは有料のソフトですが、圧倒的な品質が評価されています。他にも劣化が目立たないようにコピーしてくれるソフトは多くありますが、有料なだけあって、かなり良質な音が楽しめるでしょう。

音楽CDの場合、インターネットにつないで取り込むことによって、アルバム名やタイトル名を自動で入力してくれる機能が使えます。手動での入力は手間がかかる上、消費する時間も多いです。音楽CDを大量に取り込みたい、アルバム名やタイトル名も入れておきたい方におすすめです。

dBpoweramp CD Ripperは21日間無料で試せるトライアル版も用意しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

各ソフトを表で比較

パソコンにDVDを取り込むには？

以上CDをパソコンに取り込むソフトをご紹介しましたが、次はDVDをパソコンに取り込む方法を簡単に解説していきます。

DVDをパソコンに取り込むには、DVDをISOイメージ/DVD-videoに変換してバックアップするか、DVDをMP4などに変換して保存するか選択できます。目的によっては利用するソフトも違います。前者の場合はDVDFab DVD コピー、後者の場合はDVDFab DVD リッピングを利用してください。

使い方も簡単、DVDをISOイメージ/DVD-videoに変換するなら「コピー」タグで行います。mp４やmp３のような汎用の動画/音声形式に変換するなら「リッピング」タグをクリックして行います。

コピーでもリッピングでも、DVDFabプログラム一つをダウンロードすればOK。WindowsとMacで利用可能、すべての機能は最初の３０日で無料お試しはできます。体験期限が切れたら制限のある無料版になります。一年前までのDVD/Blu-rayなら無料版を使ってもOK。また、購入後でも３０日の返金ポリシーがあるので、安心に利用できます。

もっと知りたい場合はDVDをパソコンに取り込む方法という記事を参考にしてください。

今回は、CDが取り込めない原因や取り込んだCDが再生できない理由、おすすめのCD取り込みソフトについてご紹介しました。CDを取り込めない理由は様々ですが、取り込みソフトが古い・使えないといったケースは少なくありません。新しいバージョンにアップデートしてもうまく使えないこともあります。

ソフトによっては工程が多く使いにくかったり、特定のCDだけ取り込めなかったりする場合もあるため、ぜひ今回ご紹介したおすすめの取り込みソフトを試してみてください。