DVDデータ化

DVDデータ化とはDVDをISOイメージやDVDビデオに変換したり、MP4/MP3など汎用性の高い形式にリッピングすることです。DVDはデータ化することで、パソコンやスマートフォンでも視聴できるようになります。DVDは経年劣化で保存されたデータが破損してしまうことも珍しくありません。そうなってしまうと思い出などが消えてしまい、悲しい思いをする人もいるでしょう。そこで今回は、DVDのデータ化やおすすめのソフトについて解説していきます。

DVDのデータ化とは?

DVDのデータ化は、冒頭でも説明したようにパソコンやスマートフォンでも視聴できるように、DVDをISOイメージに変換したり、DVD-videoにリッピングしたり、もしくはDVDをMP4・MP3などに変換したりすることです。データ化することにより、バックアップができる、映像の編集ができる、持ち運びや転送が楽になるといったメリットが生まれます。

DVDは経年劣化などが原因で視聴できなくなってしまうことがあります。そのため、大切な思い出であるほどバックアップを取っておくことが重要です。

家族や友人に送る際も、データであればメールで簡単に送れるでしょう。しかし、DVDは現物を送らなければならず、手間がかかります。DVDの枚数が多くなるほど、送るのは大変です。

また、手渡しするために持ち運びする場合や、郵送・宅配便で送る際に梱包をしっかり行わないと破損してしまうこともあるでしょう。このような観点から見ても、DVDのデータ化はメリットが大きいと言えます。

DVDのデータ化におすすめのソフト5選

DVDのデータ化ができるソフトはいくつもあります。ここでは、数あるソフトの中でも特におすすめしたいものを5つピックアップしてご紹介します。

【DVD ISO化・DVD-video変換】DVDFab DVD コピー

DVDFab DVD コピーは、業界でも知名度が高いDVDライティングソフトですが、データ化にも優れています。多くのコピーガードを解除できるため、使い勝手の良さに定評があります。DVD+R/RWやDVD-R DL、DVD-R/RW、DVD+R DLへの直接コピーもできるため、利便性が高いソフトになります。

DVDをISOイメージファイルやDVDフォルダ(DVD-video)にリッピングする人におすすめです。ISOもしくはDVDビデオ形式に変換したら、パソコンでVLCなどでも楽に楽しめるし、後でまたDVDに焼きたいと思ったらすぐに焼き込めます。

最新のコピーガードにも対応しているので、どのDVDも問題なくデータ化できるという点も大きな強みです。操作も非常に簡単なので、初めてDVDをデータ化する場合でも問題なくできます。DVDの内容をすべてコピーすることももちろんできますが、本編だけ抽出することもできる優れものです。

無料版と有料版があり、無料版でも基本的な機能は使えます。しかし、有料版を購入することによって、DVD5への圧縮コピーやアダルトDVDのコピーができるようになります。また、最新のコピーガードに対応するためにも有料版の購入が必要なので検討してみてください。

カスタマイズやクローン、ライティング、分割、結合などの機能を使う場合にも、有料版が必要です。より多くの機能を使って編集作業まで行いたいのであれば、有料版一択になります。

DVDFabでDVDをISO化/フォルダ変換する手順は簡単です。

無料版や無料トライアル期間があるので、ぜひ試してください。

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手順1. DVDFabを起動して「コピー」を選ぶ。

手順2.左上からコピーモードを選択して、ドライブにDVDを入れる。

手順3. DVDFabがDVDを識別して、それを読み込む。必要に応じて詳細設定を行う。

手順4.保存先で「ISO」もしくは「フォルダ」アイコンをクリックして出力先を指定する。

手順5.右下の「開始」ボタンを押してDVDのISO化・DVDビデオ変換処理がスタートする。

メリット
  • コピーガード解除力が一番
  • DVDデータ化が一番
  • 歴史が長い名ブランド
  • コピーモードが最も多い
  • 永久無料版あり
  • 無料トライアルでDVDをフルで体験できる
デメリット
  • 無料版に制限がある
  • 製品版の無料お試しで3枚のフルDVDだけを体験できる

「DVD MP4変換ソフト」DVDFab DVD リッピング

DVDFab DVD リッピングは、DVDコピーガードを解除して、コンテンツをMP4やMKV、MP3などに変換しており、iphoneやIPAD、ソニーなどスマートフォン対応の形式、ゲーム機など数百の形式に対応しています。コピーガード解除力の高さに定評があり、何度もアップデートが行われているため、最新のコピーガードまでしっかりとカバーできています。世界各地で使われているソフトでもあるので、信用して使えるものだと考えられます。

チャプター選択機能やロスレスでオーディオなどを取得できる点は、大きなメリットです。さらに、エンコードされない仕様になっているため、入力と同じサイズで出力できるようになっています。スマートフォンに取り込めるサイズまで圧縮したとしても、高品質を維持できるといった点もメリットとして挙げられるでしょう。

このソフトにも無料版と有料版があります。無料版でも問題なく利用できます。しかし、CUDAアクセラレーションをサポート・AMDアクセラレーション・IQSアクセラレーションのサポートやアダルトDVDの変換に対応しているなど、有料版ならではのメリットもあります。用途に応じてどちらが自分に合っているか見極めてから購入しましょう。

DVDFabでDVDをMP4/MP3形式に変換する手順は簡単です。

 

※DVDFab DVD コピー同社の製品で、DVDFabを1回ダウンロードすればいい。

手順1. DVDFabを起動して「リッピング」を選ぶ。

手順2.ドライブにDVDを入れて、DVDFabがそれを識別して読み込む。

手順3.表示される動画形式、もしくは「他のプロファイルを選択」をクリックしてポップアップ表示される形式一覧から「フォーマット/デバイス」のいずれかをクリックして変換したい形式を選択。

手順4.ニーズに合わせて、動画のトリミングや透かし追加、エンコード変更、音声トラック選択などを行います。

手順5. 保存先で「フォルダ」アイコンをクリックして出力先を指定する。そして右下の「開始」ボタンを押してDVDを別形式に変換する。

メリット
  • DVDを変換できる形式が多い
  • DVDコピーガード解除力が強い
  • DVD MP4変換速度に感動
  • 永久無料版あり
  • 無料トライアルで3枚のDVDをフルで別形式へ変換できる
デメリット
  • やや高価
  • 無料版に制限がある
  • 製品版の無料お試しで3枚のフルDVDだけを体験できる

VideoByte DVDリッピング

DVDリッピング

VideoByte DVDリッピングは、自作はもちろん市販品やレンタルDVD、録画DVDのデータ化ができるソフトです。ISO化やDVDフォルダ変換、汎用性の高い出力形式に変換できるため、機能が充実して、コピー後のデータは幅広い用途に使えます。市販品やレンタルDVDのデータ化ができることからもわかるように、コピーガードの解除にも対応しています。ただし、会社歴史はまだ浅い、DVDFabのように実績や評判はまだありません。

動画のトリミングや明るさの調整、コントラストの調整などの機能も備わっているため、編集したい場合にもおすすめです。画質に関しては、まるで映画館で見ているかのような高画質を実現しています。画質が劣化しないのは嬉しいと感じる人が多いでしょう。また、DVDからMP3などに変換できるので、音声抽出したい時も利用可能です。

無料版もありますが、5分間だけ、枚数にも制限があります。サポートをしっかりと受けたいなら有料版を選択してください。30日間の返金保証が付いたプランもあります。

メリット
  • 機能が充実
  • DVDを変換できる形式が多い
  • コピーガードが解除できる
デメリット
  • 無料体験で5分間しかない
  • まだ浅い、実績や評判がなし

Handbrake

Handbrakeは、比較的多くの人が使っているDVDデータ化ソフトです。無料でMP4やMKV形式に変換できるため、気軽に利用できます。動画のリサイズや画質の調整、字幕トラックの追加などの機能も充実しているため、使い勝手の良さにも定評があります。

しかし、HandbrakeはコピーガードがかかっているDVDに対応しない点に注意しなければいけません。つまり、基本的に自作DVDや、一部の古い市販のDVDのみをデータ化できます。

また、最新版が日本語に対応していません。日本語に対応させたいのであれば、旧バージョンをダウンロードしてください。有志の開発で旧バージョンの日本語版をダウンロードできるようになっています。

また、このソフトはどちらかというと、データ化ソフトの扱いに慣れている人向けです。そのため、初めてデータ化をしようと思っている初心者は少し難しいと感じてしまう可能性があります。使い慣れてしまえば問題ありません。

メリット
  • 完全無料で利用できる
  • 対応形式が多い
  • 画質に制限がない
  • 無料なのにロゴや透かしがない
デメリット
  • コピーガードに基本的に非対応
  • 操作画面がやや古い
  • 設定が複雑、初心者に向いていない

VidCoder

 

VidCoderは、動画フォーマットやDVD、BDの変換に対応している、無料でDVDをPCに取り込むためのソフトです。簡単な操作でデータ化でき、圧縮した後の品質も良いと評判になっています。CPUマルチスレッドにも対応していて、メディアの変換だけではなくA-Bセグメントキャプチャも可能となっています。

フリーソフトではありますが、安定しているので非常に使いやすいです。手動で設定すれば、比較的自由度が高いエンコードができるので、時間に余裕がある人にもおすすめです。お金をかけずにデータ化したいのであれば、候補に挙がるソフトだと言えるでしょう。

ただし、コピーガードの解除はできないので、市販のDVDではなく自作DVDに限って使えるという点はデメリットです。またWindowsにしか対応していないので、Macユーザーは残念ながら使えないといったデメリットもあります。無料なのである程度は仕方ないと割り切って使うようにしましょう。

メリット
  • 無料なDVDデータ化ソフト
  • ロゴなしでDVDをいろんな形式に変換できる
  • BDにも対応
デメリット
  • コピーガードに対応しない
  • 利用時エラーが発生しやすい
  • Macに非対応

各ソフトの比較表

 

 

DVDFab DVD コピー

DVDFab DVD リッピング

VideoByte BD-DVD リッピング

Handbrake

VidCoder

対応OS

Windows 11・10・8.1・8・7(32/64 bit)・Mac OS

Windows 11・10・8.1・8・7 (32/64 bit)・MacOS

Windows 11・10・8・7・XP (32/64 bit)・Mac OS

Windows 10・8・7・XP(32/64 bit)・Mac OS

Windows Vista・ 7・8・8.1・10

日本語対応の可否

(v1.0.0以前に限る)

コピーガード対応

CSS・RC・APS・UOPs・ARccOS・RipGuard・Cinaviaなど

RC・RCA ・CSS・APS・AACS・RipGuard・RCE・UOPs・ARcc OSなど

CSS・CPRM・CPPM、UOPs・ARccOS・UOPs・リージョンコードなど

UOPs・リージョンコード(最新は未対応)

×

入力形式

DVDディスク・DVDフォルダ・ISOファイル

DVDディスク・DVDフォルダ・ISOファイル

DVD・ISOファイ・DVDフォルダ

DVDディスク・DVDフォルダ・ISOイメージ・ブルーレイ

DVDディスク・DVDフォルダ・ISOイメージ・ブルーレイ

出力形式

DVDディスク (DVD-5、DVD-9) ・DVDフォルダ・ISO イメージファイル

MKV・3D MP4・3D 4K MP4・3D AVIなど600種以上の動画形式

ISO・フォルダ・300種以上の動画形式

MKV・MP4

MKV・M4V・MP4

DVDをデータ化すると、パソコンへの保存やスマートフォンでの視聴が可能となります。経年劣化で見られなくなってしまう心配もなくなるので、データ化はおすすめです。その時に使えるソフトはいくつもありますが、

特におすすめなのはDVDFab DVD コピーとDVDFab DVD リッピングなのでぜひチェックしてみてください。コピーガードの解除をしっかりとできるソフトなら、お気に入りの作品をデータ化したい時にも役に立ちます。